ヘッテルとフエーテル | 金沢市で働く税理士のアメブロ

ヘッテルとフエーテル

ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話/マネー・ヘッタ・チャン
¥1,050
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ちょっと異色の本ですが、土井英司さんのメルマガ、ビジネスブックマラソンやいろいろなネットの書評等で評判になっているようで、私も早速アマゾンから取り寄せました。


面白く、そして深い内容で、一気に読んでしまいました。

内容はお金にまつわる詐欺的手法について、童話風に書かれています。


シニカルでブラックな文章に思わずクスリとさせられます。


K間和代さんらしき人を揶揄したりして、ちょっとヤバイんじゃない!?って思うくらいですにひひ



しかし日本という国で、著名人や大企業、国そのものまでもが、詐欺的な手法を平気で行っているのかと思うと背筋が寒くなってきますね。


この本を読んでいて、漫画 カイジの利根川というキャラクターの台詞を思い出しました。


ちょっと長いですが、引用してみます。


おまえたちは皆・・・・ 大きく見誤っている・・・・
この世の実体が見えていない
まるで3歳か4歳の幼児のようにこの世を自分中心・・・・
求めれば・・・・ 周りが右往左往して世話を焼いてくれる
そんなふうに まだ考えてやがるんだ 臆面もなく・・・・!
甘えを捨てろ  お前らの甘え・・・・その最たるは
今 口々にがなりたてたその質問だ
質問すれば答えが返ってくるのが当たり前か・・・・?
なぜそんなふうに考える・・・・?
バカがっ・・・・!
とんでもない誤解だ  世間というものは とどのつまり
肝心なことは 何一つ答えたりしない
住専問題における大蔵省 銀行
薬害問題における厚生省
連中は 何か肝心なことに答えてきたか・・・・?
答えちゃいないだろうが・・・・!
これは企業だから 省庁だからってことじゃなく
個人でもそうなのだ  大人は質問に答えたりしない
それが基本だ  お前たちはその基本をはきちがえているから
今朽ち果てて  こんな船にいるのだ
無論中には 答える大人もいる
しかし それは答える側にとって
都合のいい内容だからそうしているのであって
そんなものを信用するってことは
つまりのせられているってことだ
なぜそれがわからない・・・・?
なぜ・・・・ そのことに気付かない・・・・?


騙されないようにするには、人の話を鵜呑みにしない。


リテラシーを上げていくことが必要ですね。


ペタしてね

いつもお読みいただき、ありがとうございます!